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2007年5月

2007年5月19日 (土曜日)

たけしさん

いや~更新を楽しみにしてくださっていた方々、大変お待たせしました(いないか~あっかんべー


次回の個展、高島屋大阪店 「たけ5周年記念個展」は
あの北野たけしさんが出展してくれて、誰も「なぜ?」と聞かれる。

実は、図々しくこんな手紙を書いて、送ったんです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『はじめまして 無口な絵売り「たけ」と申します。
突然、このような手紙を送る失礼をお許しください。

34歳で突然、脳梗塞になり、しゃべれない、聴こえない、右手が動かない。
でも、
「僕が今こうやって生きていること、それはたけしさんのおかげです。
あの時、たけしさんのことを思い出していなかったら、今の僕はなかった」

「はじめまして」と書いてしまいましたが、実は間接的に一度、
僕はたけしさんに見ていただいております。
2003年6月12日放送の「奇跡体験!アンビリバボー」で
紹介していただいた 脳梗塞の絵描き「たけ」こと河村武明と申します。
今一度、僕の紹介をさせてください。

僕は幼少の頃より、TV・映画でたけしさんを見て育ってきました。
お笑い好きだった僕は、よく「たけちゃんマン」と言われて、得意になっていました。
そして、

大人になってからは仕事と歌を両立する中途半端なヤツになっていました。
それでも歌手になる夢を捨てれず、毎週末のライブに精を出し、とうとう、
上田正樹さんの前座をすることが決まりました。
その当日・・・・・・・
僕は脳梗塞で倒れ、48時間生死を彷徨ったらしく、気付くと病院のベッドの上でした。

そして、言語障害、聴覚障害、右手麻痺、失語症という重い後遺症が
残ったという過酷な現実を知らされてしまったのでした。
つまりは、歌を歌うこと、音楽を聴くこと、ギターを弾く右手、歌詞を考える脳、僕の得意分野すべてを失ってしまったのです。

神様は僕にとって、一番大切なものをわざわざ選んでもっていってしまったのか・・
「もう死んだほうがましだ・・」
それは、34年間生きてきてはじめての絶望でした。

しかし、発病して2ヶ月ほど経ったある日、
どこかで見た映像が、一筋の光として僕の頭と心に入り込んできたのです。

前に見た映画「HANA-BI」の中で堀部さん役の大杉連さんが
半身不随になった後に絵を描き始めていたシーンを思い出したんです。
それは、実際に、たけしさんが事故後に描いた絵だった。
力強い絵に、とても素晴らしかったと感動したことをよく覚えている。

僕も絵でも描こうと安いスケッチブックを買いました。
筆を走らせました。

まったく不思議でした。言葉はなかなか出てこないのに、きき手じゃない左手で絵をスラスラと踊るように描けたのです。

しゃべれない、きこえない、仕事もない、金もない ないないづくしの僕だけど、「絵が描ける!!」

うれしかった!

なんにもできなかった私にも絵が描けるのです。
毎日毎日、描きました。

そして、発病して半年後

自分には絵しかないと思って、
リハビリ病院に入院中にもかかわらず、京都の繁華街、四条で自作のポストカードを路上販売しはじめました。

しゃべれない、
耳もきこえない、
言葉もわからないくせに、
路上に座りました。

我ながらいい根性だったと思います…

そして、2003年6月12日放送の「奇跡体験!アンビリバボー」で紹介していただき、ただの路上の絵売りの僕の名前が全国に広がった。(一瞬だけど)

これで、たけしさんに2回助けられることになります。

ありがとうございます。

そして、今年、発病して5年が経ちました。

いまもへたな絵に自分の言葉をそえて、人さまに売って生活をしています。
自称「日本一無口な絵売り」です。

おかげさまで、全国の方々が私の作品を見に来てくれる機会が多くなりました。

そして、
今年は5周年記念ということで、お世話になっている髙島屋の大阪店さんで
6月末に個展をさせていただくことになりました。
場所は100平方メートルほどのスペースですので、二人展を勧められました。
その瞬間、すぐに僕の頭に浮かんできたのは、たけしさんのことでした。

僕の人生を変えてくれた、たけしさんと個展がしたい!

そう強く思い、どうしても頭から離れません。

誰に相談しても
「アホちゃうか?相手にされるわけがない」との返事。

でも
「もし、もし実現したら奇跡。あかん場合は当たり前。やる前から 諦めたらあかん!」

僕が入院したあの時、今の僕の姿を誰も想像しなかったろうと思う。

今だに今の自分の姿は奇跡だと思っています。

だから、無理を承知でたけしさんに手紙を書きました。
ご多忙なたけしさんのこと、個展のオファーがたくさんあるであろうこと、
十分承知しています。
ですが、
僕だけじゃなく、他、たくさんの方々もたけしさんの作品を生で見たいと思っているはずです。
1作品でもいいです。僕に力を貸していただけませんでしょうか?
どうかお願いいたします』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

書いたこといいけど、ご本人がこのお手紙を見る可能性は、薄い。

おいらの友達で、北野たけしさんの映画の出演してるUー1ちゃんという役者がいます。

彼に相談したら、

「たけちゃんの熱い気持ちはわかった。オフィス北野の○○さんまで送ったら、確実にたけしさんが見てくれる」

とすぐ返事してくれた。

いやぁ~男前でしょう?

誰も「アホちゃう?」と言われることを、彼だけすぐに動いてくれた。

ほんまにありがたいことです。

ほんで、図々しく手紙を送りました。

・・・・・・・・・・・・

手紙送った後は、

先に宇宙・神に御礼を言いました。

「たけしさんと一緒に個展を出来てくださってありがとう」
と。

何回も

先に御礼を言ってしまうと実現する。

これも宇宙の法則ですな。

これは、いろんな場面に使えるね。

「○○してくださって、ありがとう」と

その時は、執着しているとだめ。実現しません。

「そうなってくれれば、楽しい、幸せだけど・・」と思うこと。

神様は、先の言われると、時間の流れに関係なく、
「してあげていなったか、とりあえず実現を」というように動くらしいよ。

・・・・・・・

こんなように北野たけしさんの出展が実現しました。

しかも、出展してくれる絵は、あの「HANA-BI」の使用されていた絵!

ついてる!

長い記事を読んでくださって、ありがとうございました
わーい(嬉しい顔)

ついてる!

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