いつも笑ってるあなたを尊敬します①
先日の「生命のメッセージ展」は、
時間を見つけて命のメッセンジャー達とじっくりと対峙して、
ほんまにいろいろ考えていたイベントでした。
この「生命のメッセージ展」は、主催者の一人から「たけの参加」のお話をもらった。
その方は、交通事故で最愛の息子さんが亡くなられた。
信号ない、渋滞していた片側一車道で、横断歩道の前にもかかわらず、徐行せず、走ってきた2トンダンプカーに轢かれ即死でした。
わずか9歳でした。
お母さんは、あまりにもショックで、聴覚が不自由になった・・・
・・・
たけのことをご応援くださってるけど、いつも笑っている。
笑顔がむちゃ素敵なおばさんです。(失礼!笑)
でも、
生命のメッセージ展では、その息子さんのパネルで、現実を見たのです。
遺族の無念、息子さんの軌跡を見て・・・・・・・
感動した。いつも笑ってるお母さんに。
全て受け入れて、全て許して、恨み、泣き言を一切言わず、
いつも笑ってるお母さんに感動したのです。
自分は障害者になったくらい、悲しいことがあったのに、
いつも笑ってるお母さんに感動したのです。
それは、仏の慈悲の微笑みかもしれない。
最後の片付けの時、おいら、お母さんをギューと抱きしめたのです。
「つらかったね
すごく苦しんだね
よくがんばった
いつも笑ってるあなたのことを尊敬します」
と心の中で言ったのです。
・・・
・・・
10年前か、中国の四川省でバス事故が起きました。
その犠牲者に日本の女子大生がいました。わずか19才の若さでなくなられた。
中国の偉いお方が、日本から駆けつけた遺族にお悔やみを述べ、謝罪した。
その対して、女子大生のお父さんは、こうお答えなられたのです。
・・・
「私の娘のために、国を隔てて、ご迷惑をかけました。
事故は、中国にも、日本にもあります。
だからこそ、起こらないように努力しなければなりません。
手違いや(中国側はその娘さんの名前を間違い)遅れなど、ありましたが、
中国が国を越えて最後まで協力してくださったことに感謝しています」
・・・
中国の偉いお方が、娘を失った父親の立派な態度に、涙をうかべながら、事故再防止を誓ったといいます。
・・・
・・・
・・・
風見しんごさんの長女で5年生えみるちゃんが交通事故で亡くなられたことは、記憶に新しいけど、
風見しんごさんも立派な態度で、深くおいらの胸をうつお話でした。
彼のブログを見て、ご家族の気持ちを察するに、 悲しく思いますが
控訴を知って
・・
「加害者には、 ただただ恨まない」とおっしゃった。
容疑者のことを決して悪く言わないしんごさん。
しんごさんの姿勢に感動したのです。
・・・
人を怒らば我もまた
人の怒りを受けつべし
怒り怒られ
打ちつ打たれつ
いずれかは身の仇(あだ)ならぬ
(法句経より)
・・
続く
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コメント
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ちょうど今から5年前。まだ離婚をする前の出来事です。お父さんは海外へ出張でした。その日の私の予定は【娘を保育園に送り・・その後は夫婦で営んでいたお店を閉店時間まで頑張る】でした。さぁ。朝だ。【出発(^-^)】当時4才の娘を助手席に乗せて家を出ました。保育園に向う道中・・県道にでるために信号待ちをしていました。信号が赤から青へかわったので・・私は県道へと車を進めました。・・・その数秒後。県道を走っていた4㌧ユニックが信号無視で進んできて・・娘と私が乗った軽自動車と衝突。車は50メートル先まで飛ばされました。軽自動車はもちろん大破。娘はたくさんの血を流し泣きじゃくり・・私は運転席側の窓ガラスを頭部で叩き割り・・腰から下は大破した車に挟まれ・・。ユニックの運転手サンは県外者。頭も真っ白。地理もわからない。事故現場に出勤等でたまたま居合わせてくださった見ず知らずの方々の手配により救急車で私たちは病院へ運ばれました。そして敏速な手当てを受けることができたおかげで・・今こうして娘と私は生きています。生かさせていただいています。警察の方に【あと1秒ほど前後にずれていたら今夜はお通夜でした】と告げられた私の両親。真っ青になったそうです。 このような体験がある私は【生命のメッセージ展】は決して他人事ではないのです。私は運良く助かり・今こうして生きています。生かさせていただいています。だから【今日という日を生きたかったあの子たち】のためにも精一杯生きていきたいと思います。また同じ親として大切な子供さんを亡くされた方々の気持ちを察するとすごく胸がしめつけられます。でも・・たけさんのお話を読ませていただいたら【前向きに・笑顔で】たけさんも尊敬されるそのお姿の数々。私なら・・と考えるとやはりそのお姿の数々には私も尊敬の気持ちでいっぱいです。私は命が助かった人間としてこのような活動にご協力させていただきたく思いました。 長々とすみません。 言葉を変えて・・ありがとうございました。ありがとうございます。
投稿: ゆみ | 2007年11月29日 (木曜日) 09時02分
どんなに辛い事があってもいつも笑顔で…
これはあたしが生きていく上でのテーマになりました。本当にその通りで、辛い事があった時、辛くなるようなことばっかり言ってると、辛い事しか呼んできてくれない。いくら悲しんでもいいことはやってこない。
あたしはこれから寂しくて悲しい想いをすると思います。でも、笑ってありがとうって言いたいと思います☆
投稿: まゆ | 2007年11月29日 (木曜日) 21時28分
このお母様のお話、随分前にお聞きして、私も本当に頭の下がる思いでした。
中国の事故のお父様も、風見しんごさんも、彼らの姿勢は簡単にできることではないと思います。
今の私が同じ立場になったら…きっとできない。でも出来るようになれるように、自分自身をありがとうという感謝の気持ちと笑顔でいっぱいにしていきたいと思います。
投稿: hiroko | 2007年12月 1日 (土曜日) 12時41分